山下勇次様(仮名)の奥様千秋様は息子さんの克弘様と共に、勇次j様を出来るだけ明るくお見送りしたいと思われました。
山下勇次様(享年80歳)は、明るく元気でじっとしていられない性格でした。お祭が大好きで、お祭となればあちらこちらで御神輿を担いで練り歩いていました。
また庭いじりが大好きで、ご自宅の庭では四季折々の花々を育てていたそうです。
晩年は、ご家族で庭の花を眺めながら、ビールを飲むのを楽しみにされていらっしゃり、中でも夏になると、毎年自宅前の神社で行なわれるお祭りの、お囃子を
聞きながら飲むビールは格別だと、嬉しそうにお話されていたそうです。

千秋様の「とにかく明るく送ってあげたい」というご希望に、お棺の周りを故人様が愛したお花で囲みお花畑のようにして、
そのお花をお一人お一人が故人様に手向けながら、お別れや感謝の気持ちを伝え、「花園」でのお式を提案させていただき
ました。
又、礼殯館は建物全てが貸切りですので、式場内でお好きだった祭囃子の太鼓を実際に鳴らしてお見送りされてはいかが
でしょうかと、提案させていただいたところ、千秋様も克弘様も大変驚かれていました。
実はお二人とも祭囃子で送りたいと思っていましたが、葬儀会館で太鼓の音を鳴らすのは、周りの方のご迷惑になるからと
到底無理だと、諦めていたそうです。
当日、「花園」で行なわれたお式では、皆様が勇次様に近寄り、花園のお花を手向けながら、ゆっくりと、話しかけて
いらっしゃいました。
さらに、ご出棺の際にはお祭り仲間の皆様がお揃いの半被を着て威勢よく太鼓を叩き、お別れをされていました。
後日、「大好きだった花にたくさん囲まれ、祭囃子を聞きながら旅立つ事が出来て良かったと、故人も満足していると思います」と、
お写真にも話しかけながら、千秋様からお言葉をいただきました。
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